コロナウィルスで不安になってしまうような情報がたくさん流されている中、各地でパニックや恐怖に陥る人々が増えています。
私の住むオーストラリアでも、トイレットペーパーをめぐるスーパーでの乱闘に始まり、現在はほとんど物のないスーパーマーケットに人が溢れかえっているという状況になっています。
そんな中、 私の所属する武道のコミュニティーでは、オーストラリアのみならず南米やヨーロッパなど世界各地の仲間がSNSを使って情報を共有しお互いに励まし合っています。
そんな中でも、ひときわみんなの心を明るく、ほっとさせてくれるのが、彼らがシェアしてくれるコロナのおもしろツイートやフェイスブックの投稿。
海外ならではのユーモアで、日本と一味違った面白みが感じられると思います。
彼らのおかげで私も心が軽くなったので皆さんにシェアしますね。
コロナ支援の〇〇リボン
あれ、どこかで見たことある形だけど、これって・・・。
「コロナウィルス・サポート・リボン」。
ピンクのリボンや赤のリボンなど、女性のガンのサポートなどのシンボルとして使われている形のコロナバージョン。 よく見るとこれ、トイレットペーパーじゃないですか(笑)。
トイペネタは下ネタだけにみんな秀逸なのを出してきますね・・・。
トイペに関してはこんなツイート・ジョークも。
「話題のニュース!トイレットペーパー会社がグーグルを買収」
トイペ会社の人がグーグルの人には売らないって脅迫したら買収できるかもしれないですね。
直接回覧されてきたビデオのひとつでは、 麻薬の密売風に路上で 周りの様子を伺いながら相手に暗号を答えさせ、お金と交換に懐に隠していたトイレットペーパーと消毒液を渡すというネタもあって笑ってしまいました。
トイレットペーパー問題は、良心と欲望?との闘いでもあり、あのジェダイも葛藤に苦しんでいるご様子。
トイペの山を前にしたアナキン・スカイ・ウォーカー(ダースベイダー)。
「俺はもっと欲しい。」(←ダークサイドの欲望)
「欲しがっちゃいけないってこともわかってるけど」(←ジェダイの良心)
こうしてジェダイはライトセーバーを引き抜き、スーパーに集まる人々を切り倒して トイレットペーパーを独り占めしてしまうのでしょうか・・・。
こうして葛藤しているアナキンの後ろで悪の親玉シスがニヤニヤしているのが目に見えるようです。
外人のツボ、ウエスPもコロナネタ
コロナウィルスのコロナと同じ名前のコロナ・ビールはかなりジョークのネタに使われています。
吉本興業所属のピン芸人ウエスPこと植草和久(うえくさかずひさ)がどのくらい日本で有名なのかわかりませんが、彼は海外では有名な日本人。
2018年のブリテンズ・ゴット・タレント(Britain’s Got Talent)というオーディション番組に出演して「身体を張ったギリギリのネタ」で大ウケを取り、メディアや観客から大きな注目を集めました。
そんなウエスPが「コロナ・ビール」を使ったネタが海外のフェイスブックでシェアされて笑いをとっています。
服を着ているバージョンはこちら。
いつもほぼ全裸でギリギリのマジックを披露するのですが、拡散を考慮して服を着ているのかも知れませんね。お尻にCDを挟んできちんと芸風は保っているようです。
マジックをし終えたあとのドヤ顔がたまりませんね。世界共通言語(ジェスチャー)でみんなの心をつかんでいらっしゃいます。
ウィルスとは全く関係がありませんが、笑うと免疫力が上がることは確かです。
柔術でコロナに関節技
日本から柔道が輸出されてブラジルで発達したブラジリアン柔術の技のひとつに’Omolata(オモプラッター)’という技があります。
これはブラジルの公用語ポルトガル語で肩甲骨の意味で、足と腰を使った肩関節の固めわざのことです。
オモプラッターで肩を固められた相手が降参すると、その場で試合に勝敗がつきます。
下のインスタ投稿では、医療従事者がコロナウィルスにオモプラッターの関節技をかけているイラストに「コロナ・プラッター」とタイトルがついています。
「医療関係者を支援して指示に従うことでコロナウィルスを降参させよう!」という何ともポジティブな投稿。
私の住む地域では、全身が触れ合うフル・コンタクト・スポーツであるブラジリアン柔術のジムは、営業停止を余儀なくされており、しばらく厳しい状況が続くと思われます。
フル・コンタクト・スポーツというのは本当に楽しく、やりがいのあるものなので、一日でも早く通常通りの営業・練習ができるようになってほしいです。
あなたにも政府から補助金が!?
自宅に待機や外出禁止になるかもしれないという状況の中、そうなった場合に仕事や収入がなくなる不安がある方も多いはず。
一体どうするの?と思っているところに、こんな情報が。
オーストラリアのテレビ局「ナイン・ニュース」の速報画面のついたツイートにはこのような一文。
「#速報 自分の職種がこのリストに入っているかチェックしてください!・・・」
どうやら政府が、一定の業界に営業停止と全従業員への有給休暇を与えるようにと発表したようです。
どんな業種が対象になるのかと、リンクをクリックしてみると・・・

「んなわけねーだろ、バーカ」
と言わんばかりに中指を立てたゴリラの写真があらわれました(笑)。
ちょっと期待してドキドキしちゃった自分と、いっぱい食わされた恥ずかしさで誰もが笑ってしまい、すぐに友人に転送したくなってしまう投稿です。
実際、カナダでは国民への家賃や食料費の負担などが公言されてうらやまれていますが、オーストラリアは直前まで続いていた森林火災で財政も圧迫されているだろうと思われます。
あまり期待できないという部分を皮肉ってこうしたジョークがつくられたのかも知れません。
アジアの文化は安全?
再び武道ネタですが、これは文化全般に言えることなのでシェアを。
中国に始まったコロナ騒動で、西洋社会に住むアジア人は一時期差別的な扱いの被害を受けていました。
私のカンフーの先生も、生粋の現地生まれ現地育ちのオーストラリア人であるにもかかわらず、見た目がアジア人だからというだけで、風邪気味で咳をすると白い目で見られるとこぼしていました。
そんな中、カンフー仲間の間で大ウケしたのがこちらの投稿。
ロシアにあるカンフー教室が作った、細菌の受け渡し確率を示すイラスト。
西洋での挨拶として一般的な握手は100%。
ハイタッチが50%、拳を突き合わせるフィストバンプが10%と少なくなります。そして、
カンフーで行う抱拳礼は、手で形を作って礼をするだけなので「100%」安全!
普段、稽古のときにしている礼がこんなところで役立つとは・・・という意外さにみんなで笑ってしまいました。
これは、日本でのおじぎなどにも通じるもので、これが欧米に比べて日本での感染率を低くしているとも言われています。
現在、オーストラリアでは、握手や抱擁を控えるように要請が出ています。
これに乗っかって、映画「ブラックパンサー」に出てくるアフリカの架空の王国「ワカンダ」の胸の前で両腕を組む挨拶をやって喜んでいる子たちもいます(笑)。
上は握手なんかよりワカンダ流の挨拶の方が効果的というツイート。
こうなったら使えるものは何でも使って楽しんじゃおう!というところでなんすね。カッコイイので私もやろうっと。
感染を防ぐために清潔に!
コロナ対策で大切なのは、一人ひとりが手洗いやうがいなどの衛生に気をつけること。
この大切さを重く受け止めているのは、人間だけではありません。
ネズミ?が一生懸命ぬかりなく泡で身体を洗っています。なんだかとってもかわいいですね~。こんなにがんばって洗えば絶対大丈夫。
しっかり洗うことは大事ですが、その一方で、一日に20秒の手洗いを57回したところ、「手がこんなことになってしまった」という人も。
熱湯で洗ったんでしょうか。手を洗いすぎるとあぶらが取れて荒れる人もいるので、肌の弱い人は手洗い後の保湿もお忘れなく。
どれほど熱心に衛生に気をつけていても、知らない間にそれを台無しにしてしまう、こんな人がいませんか・・・!?
あ~、それやる世代だね・・・。プリント配るとき指なめるのやめてほしかったな、先生・・・。
オーストラリアではおばちゃん政治家が、スピーチで「手洗いを慣行してください」と言った直後に指をなめて台本をめくってひんしゅくを買っていたそう(笑)。
無意識の行動って恐ろしいですね。
(↑音声ありで聞いてください)
みなさん、こんな風に周りに嫌われないように気をつけましょう。
社会現象はLEGOに
こうした騒動をする大人を見ている子どもたちは、こんなおもちゃで遊ぶようになるのかも?
「レゴ:コロナウィルス・パニック」
と名付けられたレゴのおもちゃには、生活用品店と、マスクをした人たち、そして沢山のトイレットペーパーの形をしたブロックが・・・
これ考えた方天才ですね(笑)。
ツイートには「大変な時期だけど、これを見て笑顔にさせられた」と書いてあります。
人間は笑っているときが一番強いと言われます。どんな状況にあっても、笑いや明るさは困難を突破するエネルギーになります。
もっと明るくなりたいかたにはこちらの記事もおすすめです!
ぜひ、あなたも誰かの心を明るくするツイートやシェアをしてみてくださいね。
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