ウェディングドレスとは違った色を選ぶカラードレス。白以外の色と言うとたくさんあるので迷ってしまいますよね。
カラードレスは結婚式の季節に合わせた色を選ぶことがオススメされています。6月の花嫁さんのカラードレスにはどんな色がいいのでしょうか?
また、6月の花嫁はジューンブライドと呼ばれて幸せになれるといわれますが、どんな意味や由来があるのでしょうか?
ここでは、6月の花嫁さんにおすすめのカラードレスの色やスタイルのおすすめや選び方、ジューンブライドの古典的な英語の意味と由来、なぜ6月なのか、なぜ幸せになれるのかということと、ジューンブライドになる方法や梅雨を味方にする方法をお伝えします。
それでは、まずカラードレスから見てみましょう。
6月の花嫁カラードレスや衣装の選び方
おすすめはパープル
春夏のウエディングはパステルカラーや淡い色のビタミンカラーなどが好まれます。
その中でも、6月の花嫁さんは紫陽花の色であるパープルのドレスを着るのがおすすめです。
ドレスだけでなく、和服も上品なパープルを選ぶことができます。
梅雨でも華やかに見せる色
梅雨のイメージが強く暗くなってしまいがちな6月のウエディング。

紫でも赤みの強い色を基調にして、黄色や白など他の色も入った柄を選ぶと華やかなカラードレスになります。
パープルを選ぶ理由
ちなみにカラードレスの色の人気ランキングではパープルが第6位に入っています。1位はブルー、2位はピンク、3位は赤。
上位でないということは逆に他の人と被らないということでもあり、個性的な演出ができるかもしれません。パープル系のカラードレスは利用者全体の6.5%ほどだそうです。
パープルのメリット
パープルの色は日本人の肌色にも馴染みやすくおしゃれでエレガントな色と言われています。
ラベンダーカラーは妖精のような色でもあり同時に高貴で神秘的な印象も与える魅力的な色だと思います。

紫はディズニープリンセスで言うとラプンツェルの色。 そして紫は令和カラーにも選ばれた色なのだそうです。
その他のおすすめの色
いろんな色がありすぎて選べないという方には、グラデーションと言うカラーを選択することもできます。
6月にぴったりの紫だけでなくその他の色を取り入れたパステルカラーのグラデーションカラードレスを検討してみてもいいかもしれません。
衣装と合わせるアクセサリー・お花
パープルのドレスにはアメジストのブライダルジュエリーもおすすめ。
そしてユノを象徴する花がユリの花です。歴史的にはジューンブライドの結婚式でオレンジブロッサムなどが多用されてきたそうです。
ドレスやブーケ、テーブルのコーディネートに使うのも良いでしょう。
スタイル
カラードレスのスタイルは着る時間帯に合わせて決めましょう。昼はアフタヌーンドレス、夜はイブニングドレスまたはカクテルドレスを選びます。
色の選び方
濃淡を空間に調和させる
外でのウエディングなど明るい会場ではパステルカラーの淡い色合いが良く、ホテルの室内など落ち着いた雰囲気の場所では、濃い色合いが似合います。

同じ紫を選んでも会場の明るさなどによって、色の濃淡を考慮すると良いでしょう。
髪や肌と調和させる
さらに、 パーソナルカラー診断によって自分の肌や髪の毛瞳などの色合いから自分に合った色を知ることができます。
選びたい色と自分の相性がいいかどうか確認することもおすすめします。
年齢と調和させる
パープルはおちついた上品な色ですが、落ち着きすぎてしまうという部分もあります。
大人っぽく地味になりすぎる場合は、ピンクよりの淡い紫にするとバランスの取れたカラードレスになります。
もし落ち着いた色を選ぶなら、シルエットをかわいくしてバランスをとると良いでしょう。
体型と調和させる
さらに色はあなたの体型との相性もあります。
自分の体型の短所をカバーし、長所を伸ばしてくれる色やシルエットを選んでみましょう。
オーダーの方法
カラードレスはレンタルをしたりオーダーメイドをしたり購入することができます。
カラードレスをアレンジしてオーダーした方は、生地から選んで約3ヶ月かかって作ってもらったそうです。
ジューンブライド英語の意味・由来と幸せの理由
6月の花嫁は英語でジューンブライドと言われます。これは「6月の結婚」も意味します。
6月の花嫁はジューンブライド
古くからヨーロッパでは6月に結婚する花嫁は幸せになれるという言い伝えがあるのだそうです。
意味や由来の一つの説として、大地や豊作、結婚・出産・育児・家庭の守護を司るギリシャの女神ヘラおよびローマの女神ユノに起因していると言われています。

ヘラ・ユノは、ギリシャ・ローマ神話の全能神ゼウス・ユピテル(ジュピター)の妻ですが、このユノが守護する月が6月であるので、6月に結婚すると幸せになれると言われています。
英語での意味
6月を表す英語のJuneはユノ(Juno)が語源になってると言われています。
ローマ神話では、1月から6月までのそれぞれの月を守る神がいて、6月を守るゼウスの妻ヘラの祭礼も6月1日に行われていたそうです。
なぜ6月なのか
6月の花嫁が幸せになれるという言い伝えの理由はいくつかあります。
気候がベストシーズンだから
6月はハワイやヨーロッパなどの海外では、乾季。ヨーロッパでは1年間で最も雨が少なく天気の良い日が多い時期だそうです。
良い気候に恵まれて多くの人に祝福してもらえる結婚式ができる季節です。
農業による理由
古代ヨーロッパでは農業の忙しい時期が終わるのが6月で、それ以前の3月から5月の結婚が禁じられていたそうです。
6月は結婚が解禁され、恋人たちが一斉に結婚式を挙げることができたので、伝統的な結婚シーズンでもありました。

また、古代では6月以降に結婚することで、女性が出産のために秋の農作物の収穫の労働力に加われないことを避けることができたとも言われています。
6月以降の結婚に良い縁起を伝えることで、人々がこの時期に結婚することを喜ぶことができ、社会全体にも豊かさをもたらしたのだと思われます。
衛生上の理由
頻繁にお風呂に入っていたわけではなかった古代ヨーロッパでは、 5月6月がお風呂に入るシーズンであったそうです。
なので6月に結婚式を挙げると衛生上清潔なゲストが集まる気持ちの良い式ができるというメリットがあったようです 。
ハネムーンは夏至に由来
ケ イギリスの土着の民族ケルト民族のカレンダーでは、6月21日の夏至の日の後に来る最初の月をハネムーンと言ったそうです。
そのため、6月に式を挙げた後、夏至以降のハネムーンに出かけていたそう。
昔の結婚式は、月や天体の動きに合わせて行われていたんですね。6月に結婚することは、自然のリズムに調和することができ、幸せな生活が送れるということなのでしょう。
日本での由来
日本では梅雨のシーズンで、屋外での挙式ができなかったり、湿気や雨の影響でゲストに喜ばれなかったりと、歓迎されない雰囲気があります。
実際日本では、昔は6月に式を上げる人はほとんどいなかったそうです。
ですが、閑散期に式を挙げてくれるカップルを増やすためにブライダル業界が6月の花嫁が幸せになれるという外国の言い伝えを全国的に広めたとも言われています。
具体的には、1967年頃 ホテルオークラの副社長が提案して発展したそうです。
現在、日本での6月の挙式の実施率は9.4%。全体で5番目に人気の月だそうです。
ジューンブライドになるための方法
天候などの障害がある6月の結婚式。
結婚の女神ユノの加護を受けて幸せな結婚生活を送るために6月に結婚してジューンブライドになるためには、こんな方法を使うのもおすすめです。
- 6月に婚姻届を出し、式は別の月に行う
- 天候の影響を受けない吹き抜けの空間を用意している会場を選ぶ
- ヨーロッパ・ハワイ・パリ・フィジーなどの海外ビーチリゾートを会場に選ぶ
- 駅から直結の会場を選ぶ
- 沖縄家北海道などの国内リゾート地など梅雨の影響が少ないエリアを選ぶ
沖縄県の梅雨は5月10日後から6月23日ごろになるのが平均的だそうですので、沖縄では6月下旬が良さそう。

北海道には梅雨がなく、6月は天気が崩れにくいそうです。
もし、良い場所が選べない場合は、あえて雨をテーマにして会場に傘を飾ったり、てるてるボールをつけたり、紫陽花を使ったりして季節感を出すことで、ゲストも楽しめる結婚式にしましょう。
神前式では、雨が降ると控え室から神殿まで歩いて行く参進を中止する神社もあるそうなので、事前に確認しておきましょう。
雨を味方にする方法
万一雨が降ったとしても、ヨーロッパの言い伝えには雨の日の結婚式は幸福をもたらすという言い伝えがあります。
- Mariage pluvieux mariage heureux
- マリアージュ ブリュヴィウー マリアージュ ウルー
- 新たな門出をする二人に、神様が一生分の涙を代わりに流してくれる
- この先に二人に起こる苦難を、神様が流してくれる
というような意味です。
雨が降った場合には是非この話をゲストにシェアしてみんなを幸せな気持ちでしましょう。
梅雨のある日本では、6月の花嫁は神様にサポートしてもらえ、幸せな結婚生活をおくることができる可能性が高いとも言えるとおもいます。
まとめ
6月の花嫁のカラードレス衣装の選び方 、ジューンブライド の英語の意味と由来についてのまとめです。
- カラードレスの色
- おすすめは紫やグラデーションカラー
- 濃淡や色合いを空間、髪や肌、年齢、体型と調和させ、パーソナルカラー診断を使うのがおすすめ
- スタイルやシルエットは着る時間帯に合わせる
- ジューンブライドはギリシャローマ神話の女神に由来し、結婚や家庭の守護をうけることができる
- 古代のヨーロッパでは、海外での気候の良さと、農業・衛生・こよみ上の理由で6月の挙式の習慣があった
- 日本では67年以降にブライダル業界の提案で導入
- 梅雨の影響を受けない地域や会場を選んだり、婚姻届だけ6月に出すことも可能
- 雨は神様からの祝福で、良いサポートが受けられて幸せになれる
いかがだったでしょうか。
日本では天候の影響を受けやすく、難しい部分もありますが、それでも多くの方が6月を選んでいます。
古代の女神様や、月や自然の暦、リズムと調和したタイミングで結婚することは、他のどの月よりも応援されサポートされる幸せな花嫁さんになることができるに違いありません。
あなたの結婚式に、愛と祝福がたくさん降り注ぎますように!
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