ウェアラブル端末で血圧は正確に計れる?睡眠計の精度はどのくらい?

AI・先端技術

種類豊富なウェアラブル端末。最近では機能が充実して、健康管理に必要な血圧測定や睡眠計の機能を備えたものが販売されています。

血圧計で計るよりも手軽な印象がありますが、端末で計る血圧はどのくらい正確なのでしょうか?また、睡眠計は、どのくらきちんと睡眠を測れるのか、気になりませんか。

この記事では、血圧計とスマートウォッチの血圧測定機能の仕組みと正確さの違いと、

ウェアラブル端末の睡眠計の精度と誤差が出る理由から、正確な血圧の計測のためには、どんな機種を選んだらいいのか、睡眠計の精度の高い機種を選ぶめやすををお伝えします。

それでは、まずは血圧測定から見ていきましょう。

ウェアラブルの血圧測定は正確ではない

結論からお伝えすると、血圧測定機能をもつ一般的なウェアラブル端末では、特定の機種を除いて血圧を正確に測ることはできません。

医療機器の血圧計とスマートウォッチなどのウェアラブル端末の血圧測定機能は仕組みが違います。

血圧計と同じ仕組みを使っている医療機器で、おそらく唯一のウェアラブル端末は、オムロンの「ウェアラブル血圧計HeartGuide」。

ウェアラブル血圧計 HCR-6900T-M
オムロン公式オンラインストアより

これは、血圧計をウェアラブルにしたもので、ウェアラブル端末に血圧を計算機能を搭載したものとは全く異なります。

血圧計でするように、実際に腕を圧迫して計測するんだそう。

薬の飲み忘れのリマインダー機能もついているので、高血圧など、実際にお医者さんにかかっていて血圧をきちんと計る必要のある人が使える正確さを持っている端末と言えます。

高血圧でいつも薬をたくさん飲んでいた、今はなき祖父にプレゼントしていたらおじいちゃん孝行になっただろうにと悔やまれます・・・。薬の時間って自分で気にしておくの大変ですもんね。

スマートウォッチの血圧測定機能

さて、医療機器の血圧計は血圧を計測しますが、スマートウォッチなどの一般的なウェアラブル端末では、脈拍から血圧を計算する方法を取ります。

そのため、病気を管理する上では無視できないほどの誤差が出るので、医療機器として認められていません。

スマートウォッチなどに搭載されている一般的な血圧測定機能は、特別病気を持っていない健康な人が健康管理のために血圧を知る目安として補助的に使うものになります。

今後スマートウォッチでも正確さの高い製品が出てくるかもしれませんが、正確に血圧を測定する必要がある方は、必ず「医療機器」として認められているものを選ぶようにしましょう。

睡眠測定機能の精度

ウェアラブル端末に搭載されている睡眠計の精度は、現在の技術では50%~70%と言われています(Fitbitの研究による)。

精度は眠りの段階によっても異なり、現在の技術では、

  • レム睡眠70%
  • ノンレム60%、
  • 深い睡眠は50%

程度の精度だそうです。

ウェアラブル端末についている睡眠計の精度が低い理由は、本来睡眠の質は脳波を測定して測られるところを、腕につけたセンサーで得た数値や年齢性別などのデータからアルゴリズムを使って「予測・計算」するので誤差が生じるためです。

ですので、睡眠計といっても基本的には脳波測定に比べると精度は完璧と言えないのが現状。

ですが、お医者さんにかかっていない人が、健康管理のために睡眠の状態を把握し、睡眠障害になる前に生活習慣を改善したり、医療機関にかかったりするきっかけとするのには十分なのではないかと思います。

精度の高い端末を選ぶコツ

ウェアラブル端末間でより睡眠計の精度の高いものを選ぶとすると、

  1. 身体の動きを検知する加速度(モーション)センサーだけのもの
  2. 呼吸や脈拍のデータも合わせて予測するもの

があり、

身体の動きだけではなく、呼吸や脈拍も合わせて計算する端末のほうが予測の精度が高いと言えます。最近は、睡眠時無呼吸の計測をしてくれる血中酸素濃度(SPO2)センサーがついているものも出てきました。

睡眠の質が気になるかたは、こういったセンサーの種類も考慮してウェアラブル端末を選んでみてください。

ウェアラブル測定の正確さと精度(まとめ)

それでは、まとめです。

  • 一般的なウェアラブル端末では血圧を正確に測れない
  • 正確な計測には、「医療機器」の機種を選ぶ
  • 睡眠計の精度は5~7割り程度の予測・計算式
  • 健康管理としては十分な精度
  • より精度の高いものを選ぶなら呼吸や脈拍も合わせて計算するものを選ぶ

血圧にしても睡眠にしても、腕に接触しているだけのウェアラブル端末から医療レベルに正確で精度の高い結果を出すことは現状難しいと言えますね。

ですが、技術の日進月歩の革新で、今後ウェアラブル端末の医療利用が広がっていくことは間違いありません。

健康管理のためのウェアラブル端末もより便利におもしろく進化していくことでしょう。

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